2008年12月30日火曜日

購入および譲り受けの制限

日本では各根拠法の定めにより、未成年者(満20歳未満の者)は投票券を購入したり譲り受けたりしてはいけない。なお、かつては投票券を学生・生徒が購入や譲り受けができない規定があったが、競馬法が2005年1月1日に、次いでモーターボート競走法が2007年4月1日に、最後に自転車競技法および小型自動車競走法が2007年6月13日にそれぞれ改正公布され、年齢制限のみになった。

また、各競技の関係者もそれぞれの投票券を購入したり譲り受けたりすることが制限されているが、関係者であっても異なる競技の投票券を購入したり譲り受けたりすることに問題はない。ただし、競馬においては中央地方指定交流競走で出走する当日は除く。


競走対象の番号
日本の公営競技における各競走対象には、全て1から始まる番号が付与されており、投票はこの番号によって行われる。


日本の競馬・競輪では、複数の競走対象を集めてグループを作り、そのグループを1つの競走対象とみなしそれらについての投票券を発売することもある。このグループを「枠」(わく)と言う。


グループ分け方法
各競技における枠のグループ分け方法は、以下のようにして行われる。

競馬
競馬は出場馬が9頭以上の場合に枠によるグループ分けが行われ、現在では枠の数は常に8である(8枠制)。グループ分け方法は以下の通りである。

出場馬が9頭以上15頭以下の場合、末尾の番号から順に2頭をまとめて1つの枠にし、途中の番号からは1頭を1つの枠にする(出場馬の頭数をnとしたとき、1枠から16-n枠までは1頭が割り当てられ、17-n枠から8枠までは2頭が割り当てられる)。
例:第47回宝塚記念(2006年6月25日・京都)は13頭立てのため、上記手法からn=13を代入して16-n=3、17-n=4となることから、1~3枠は1頭ずつ、4~8枠は2頭ずつとなる。
出場馬が16頭の場合、1番から順に2頭をまとめて1つの枠にする。
出場馬が17頭または18頭の場合、末尾の番号から順に3頭をまとめて1つの枠にし、途中の番号からは順に2頭をまとめて1つの枠にする(17頭立てなら8枠のみが、18頭立てなら7枠と8枠が3頭ずつとなり、その他の枠は2頭ずつとなる)。

競輪
競輪は出場選手が7人以上の場合に枠によるグループ分けが行われ、枠の数は常に6である(6枠制)。グループ分け方法は以下の通りである。

出場選手が9人の場合、1番が1枠、2番が2枠、3番が3枠、4番・5番が4枠、6番・7番が5枠、8番・9番が6枠となる。
出場選手が8人の場合、1番が1枠、2番が2枠、3番が3枠、4番が4枠、5番・6番が5枠、7番・8番が6枠となる。
出場選手が7人の場合、1番が1枠、2番が2枠、3番が3枠、4番が4枠、5番が5枠、6番・7番が6枠となる。

正式名称および通称
各競技ごとの競走対象および枠に付与される番号には、以下のような正式名称および通称(略称)がある。

対象 正式名称 通称
競馬 馬番号(うまばんごう) 馬番(うまばん)
競輪 選手番号(せんしゅばんごう) 車番(しゃばん)
競艇 ボート番号(ぼーとばんごう)[6] 艇番(ていばん)、枠番(わくばん)[7]
オートレース 車番号(しゃばんごう) 車番(しゃばん)
枠 枠番号(わくばんごう) 枠番(わくばん)


色別
公営競技では、観客が遠方からでも競走対象が識別しやすいように、枠番または車番ごとに色を決めており、決められた色のヘルメットカバーやユニフォームを着用させている。用いられる色の番号や部位は以下の通り。

色と番号(枠番色・車番色とも共通)

1 2 3 4 5 6 7 8 9
白 黒 赤 青 黄 緑 橙 桃 紫

競馬 - ヘルメットに枠番色1から8まで(馬番はゼッケン)ただし中央競馬の場合同じ枠に同じ馬主の馬が出走する場合は(勝負服が重なるので)片方の帽子(馬番の大きい方)は2色の「染め分け帽」が使われる。地方競馬は騎手ごとに勝負服が異なり、勝負服の重複が(中央地方交流競走を除いて)ないことや帽子に馬番を表記するため染め分け帽はない。
競輪 - ヘルメットとユニフォームに車番色1~9(枠番色は用いていない)
競艇 - ユニフォームと船体前部の艇旗に枠番色1~6
オートレース - ユニフォームと車体前部のゼッケンに車番色1~8
競輪とオートレースは6枠制の時代から一部の番号で2色の組み合わせが用いられていたが、近年は競馬で用いられている枠番色にならって変更され、現在ではすべての公営競技で番号と色が統一されている(なお9番の紫は2002年4月から競輪が初めて用いた)。


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