2008年12月30日火曜日

自在

レース展開や、馬場状態に合わせて戦法を変える馬のこと。日本ではタマモクロスやマヤノトップガンやテイエムオペラオーがこの戦法を用いたとされるが、明確に自在と分けられる場合は少なく、騎手の指示に即座に応えられる素直な性格と、どの位置からでも力を発揮できる根性やスピードの全てを持ち合わせた馬のことを自在脚質と呼ぶ場合がある。それ以外にもレース毎に戦法を変えてかく乱させようとした騎手の判断により、結果的に自在と呼ばれるケースもあるが、それが成功して結果を残した場合でないと自在とは呼べない。例外はあるものの、自在脚質と呼ばれる競走馬の多くは「自身の勝ちパターン」や「決め手」を持たない場合が多い。


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競馬における脚質と枠順の関係

競馬においては、脚質によって発馬機におけるスタート位置が有利または不利に作用することがある。 一般的には内枠(発馬機内の内寄りの枠)からスタートする場合は先行・差しの脚質の馬は馬群の内側に閉じ込められ、進路が確保できなくなる危険がある(先行と差しとの比較では差しのほうが危険性が高い)。また外枠(発馬機内の外寄りの枠)からスタートする場合、馬群の中に閉じ込められる危険は少ないが、トラック状のコースを走る場合、馬群の外めを走らされることで走行距離の面において不利を被ることがある。逃げおよび追い込み脚質の馬は出走馬中に占める割合が先行・差し脚質の馬より少ないことが多いため、走行距離面の不利が少なくなることが多い。ただし、外枠スタートの逃げ馬は内枠スタートの逃げ馬に先手をとられやすい。


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投票券

日本の公営競技における投票券(とうひょうけん)とは、各競技における競走対象の着順を予想して投票(購入)し、結果に即し配当を得るための券である。

正式名称および略称
各競技ごとの投票券には、以下のような正式名称および通称(略称)がある。

競技 正式名称 通称
競馬 勝馬投票券(かちうまとうひょうけん)馬券(ばけん)
競輪 勝者投票券(しょうしゃとうひょうけん) 車券(しゃけん)
競艇 勝舟投票券(かちふねとうひょうけん) 舟券(ふなけん)
オートレース 勝車投票券(かちぐるまとうひょうけん) 車券(しゃけん)

発売形式
日本の公営競技における投票券はパリミュチュエル方式によって行われている。


発売単位
各投票券の発売単位の最低は100円単位である。これは「発売額面は1枚分が10円の投票券を10枚束ねたものを代表として発売する」という各根拠法の部分に依拠する(ちなみに各競技場で発券された券面にも「1枚が10円」か、「表示の1枚は本来の1枚分10円を10枚束ねた100円相当」である旨記載されているのもこれが根拠である)。

現在のような自動発券機によるマルチ投票券の発売が行われる前には,1枚100円の投票券が発売されていた。また、「特券(とっけん)」(現在でもわずかに聞かれる用語である)と呼ばれる1000円単位の投票券も発売され、それを組み合わせて購入していた。なお、購入の際はそれぞれの買い目ごとに窓口が設定されていて、購入者はいくつも窓口を渡り歩いて購入していた。当時は単勝式・複勝式・枠番連勝式のみの発売で、買い目の数が少なかった[4]ので可能だった。このことから当時の投票券の買い方に由来する「穴場」という言葉が生まれた。

なお、配当金額が100倍を超える投票券は、10枚(1票)100円を購入しただけで1万円以上の配当が得られるため、それらの馬券・車券・舟券は俗に、万馬券(まんばけん)・万車券(まんしゃけん)・万舟(まんしゅう)とそれぞれ呼ばれる。

発売単位の例外
一部の発売場所(場内・場外問わず)では発売単位が500円や1000円などとなっている場合もある。これは、客の動線上便利なところにあり、必然的に混雑が見込まれる場所や、場外売場において面積が狭いという理由で来客を絞りたい場合(JRAの場外馬券売場であるウインズ銀座通りが代表例)や、入ってすぐのフロアの混雑を避けるため(同じく多くのウインズでは100円単位の発売を行っていると利用者向けに告知している場外であっても、1階は500円単位、2階以上に行けば100円単位という発売形式を取っている)という理由が大半を占める。また、日本の中央競馬の主要レース開催日(クラシック競走や天皇賞(春・秋)、有馬記念など)は一部のウインズによっては発売単位を切り上げたり、あるいは発売レース数を制限(後半6レースなど)する事例もある。

払戻
的中した投票券の配当は、パリミュチュエル方式によって決定される。

控除率
各競技の控除率は、競輪・競艇・オートレースが25%、競馬が18~26.2%(支持率によって変動、概ね25%程度。中央競馬の単勝・複勝は20数%)。後述の「特払い」を除く。

特払い
勝利した競走対象に対する投票が全くない場合には、前述の控除率によって差し引かれた額が返還される。これは「特払い(とくばらい)」と呼ばれる。ただし、最低発売単位(10円)に対して1円未満は切り捨てられるので、実際には購入した投票券100円につき70円の払戻しとなる(つまり70%返還される)。このため払戻金が確定するまでは絶対に投票券を捨てないように注意すること。また場内放送や実況放送でも同様に捨てないよう注意喚起される。


払戻の手続き
当該レース確定後より60日間(但し最終締切日が払い戻し休務日と重なる場合は翌日まで)、所定の払い戻し窓口(多くは自動払い戻し機を使用する)で行われる。

なお高額配当(大体は100万円以上)となる場合は通常の払い戻し窓口や自動払い戻し機ではなく「高額払い戻し専用窓口」を利用し、所定の手続き(住所・氏名・年齢などを記録し、状況によっては年齢確認の証明書類提出を求められることもある)を行った上で払い戻しが行われる。中央競馬においては払戻し金額にかかわらず的中券のみあれば所定の手続き等は一切不要(但し受取人が20歳未満に見られる場合のみ年齢確認が行われる場合がある)。


返還(買い戻し)
投票券が、以下の事象に遭遇した場合には、当該競技対象を含んだ券面(記載内容)は、返還となる。

競技が施行されなかった場合
競技が施行されたがレースに勝者がいなかった場合
競技が不成立となった場合
競技において特定の競技対象が出走しなかった場合
(競艇においては)フライング・出遅れによって、正常なスタートが出来なかった競技対象がいた場合
(競馬・競輪においては)特定の競技対象が出走しなかったことによって、特定の枠を構成する競技対象が存在しなくなってしまう場合
現在、返還に関しては、当該レース終了後、払戻窓口にて対象となる券面と引き替えに、購入金額と同額を交付している。的中しているわけではないため、この点「払戻」とは根本的に異なるという事に注意したい。また、返還については、施行者が同額の金銭を持って発売した投票券を引き取る、という観点のもとから、「買い戻し」を表現されることもある。


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購入および譲り受けの制限

日本では各根拠法の定めにより、未成年者(満20歳未満の者)は投票券を購入したり譲り受けたりしてはいけない。なお、かつては投票券を学生・生徒が購入や譲り受けができない規定があったが、競馬法が2005年1月1日に、次いでモーターボート競走法が2007年4月1日に、最後に自転車競技法および小型自動車競走法が2007年6月13日にそれぞれ改正公布され、年齢制限のみになった。

また、各競技の関係者もそれぞれの投票券を購入したり譲り受けたりすることが制限されているが、関係者であっても異なる競技の投票券を購入したり譲り受けたりすることに問題はない。ただし、競馬においては中央地方指定交流競走で出走する当日は除く。


競走対象の番号
日本の公営競技における各競走対象には、全て1から始まる番号が付与されており、投票はこの番号によって行われる。


日本の競馬・競輪では、複数の競走対象を集めてグループを作り、そのグループを1つの競走対象とみなしそれらについての投票券を発売することもある。このグループを「枠」(わく)と言う。


グループ分け方法
各競技における枠のグループ分け方法は、以下のようにして行われる。

競馬
競馬は出場馬が9頭以上の場合に枠によるグループ分けが行われ、現在では枠の数は常に8である(8枠制)。グループ分け方法は以下の通りである。

出場馬が9頭以上15頭以下の場合、末尾の番号から順に2頭をまとめて1つの枠にし、途中の番号からは1頭を1つの枠にする(出場馬の頭数をnとしたとき、1枠から16-n枠までは1頭が割り当てられ、17-n枠から8枠までは2頭が割り当てられる)。
例:第47回宝塚記念(2006年6月25日・京都)は13頭立てのため、上記手法からn=13を代入して16-n=3、17-n=4となることから、1~3枠は1頭ずつ、4~8枠は2頭ずつとなる。
出場馬が16頭の場合、1番から順に2頭をまとめて1つの枠にする。
出場馬が17頭または18頭の場合、末尾の番号から順に3頭をまとめて1つの枠にし、途中の番号からは順に2頭をまとめて1つの枠にする(17頭立てなら8枠のみが、18頭立てなら7枠と8枠が3頭ずつとなり、その他の枠は2頭ずつとなる)。

競輪
競輪は出場選手が7人以上の場合に枠によるグループ分けが行われ、枠の数は常に6である(6枠制)。グループ分け方法は以下の通りである。

出場選手が9人の場合、1番が1枠、2番が2枠、3番が3枠、4番・5番が4枠、6番・7番が5枠、8番・9番が6枠となる。
出場選手が8人の場合、1番が1枠、2番が2枠、3番が3枠、4番が4枠、5番・6番が5枠、7番・8番が6枠となる。
出場選手が7人の場合、1番が1枠、2番が2枠、3番が3枠、4番が4枠、5番が5枠、6番・7番が6枠となる。

正式名称および通称
各競技ごとの競走対象および枠に付与される番号には、以下のような正式名称および通称(略称)がある。

対象 正式名称 通称
競馬 馬番号(うまばんごう) 馬番(うまばん)
競輪 選手番号(せんしゅばんごう) 車番(しゃばん)
競艇 ボート番号(ぼーとばんごう)[6] 艇番(ていばん)、枠番(わくばん)[7]
オートレース 車番号(しゃばんごう) 車番(しゃばん)
枠 枠番号(わくばんごう) 枠番(わくばん)


色別
公営競技では、観客が遠方からでも競走対象が識別しやすいように、枠番または車番ごとに色を決めており、決められた色のヘルメットカバーやユニフォームを着用させている。用いられる色の番号や部位は以下の通り。

色と番号(枠番色・車番色とも共通)

1 2 3 4 5 6 7 8 9
白 黒 赤 青 黄 緑 橙 桃 紫

競馬 - ヘルメットに枠番色1から8まで(馬番はゼッケン)ただし中央競馬の場合同じ枠に同じ馬主の馬が出走する場合は(勝負服が重なるので)片方の帽子(馬番の大きい方)は2色の「染め分け帽」が使われる。地方競馬は騎手ごとに勝負服が異なり、勝負服の重複が(中央地方交流競走を除いて)ないことや帽子に馬番を表記するため染め分け帽はない。
競輪 - ヘルメットとユニフォームに車番色1~9(枠番色は用いていない)
競艇 - ユニフォームと船体前部の艇旗に枠番色1~6
オートレース - ユニフォームと車体前部のゼッケンに車番色1~8
競輪とオートレースは6枠制の時代から一部の番号で2色の組み合わせが用いられていたが、近年は競馬で用いられている枠番色にならって変更され、現在ではすべての公営競技で番号と色が統一されている(なお9番の紫は2002年4月から競輪が初めて用いた)。


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投票法の種類

各投票券の投票法(投票法)の種類には、大別して以下の5種類がある。

単勝式
複勝式
連勝単式
連勝複式
重勝式(各根拠法では定義されているが、現在日本では発売されていない)
枠を対象とした投票法は、上記の内では連勝単式および連勝複式のみである。

重勝式以外の投票法でも、競技や競技場によっては発売レース数に制限がある場合や一部の投票法が発売されていない場合もあるので、それぞれの競技や競技場のページを参照にすること。


単勝式
単勝式(たんしょうしき)とは、1着になる競走対象を予想する投票法である。

複勝式
複勝式(ふくしょうしき)とは、全競走対象数が5つ以上7つ以下の場合は2着以内に入る競走対象1つを、全競走対象数が8つ以上の場合は3着以内に入る競走対象1つを予想する投票法である。つまり全競走対象数が7つ以下の場合は予想した競走対象が1着・2着のいずれかであれば、全競走対象数が8つ以上の場合は予想した競走対象が1着・2着・3着のいずれかであれば的中となる。

なお出走表確定の段階で競走対象数が8つ以上であった競走の投票券発売が開始された後において、出走取消・競走除外・欠車・欠場となる競走対象が生じ、最終的に当該競走に出場した競走対象数が7つ以下となった場合であっても、複勝式の的中条件に変更は生じず、3着以内のうち1競走対象を当てれば的中となる。また同様の過程で、競走対象数が5つ以上7つ以下となる予定だった競走の最終的な出場対象が4つ以下となった場合も、2着以内のうち1競走対象を当てれば的中となる。
なお、「特払」については3つ(2つ)の的中対象全てに投票がなかった場合のみ行われる。いずれかの的中対象に1票でも投票があった場合、残りは「無投票」として扱われ、特払は行われない。

「応援馬券」
JRAでは2006年10月7日から単勝式と複勝式をセットで発売する「応援馬券」というシステムを取り入れた。これは、マークカードに新設された「単+複」の欄と出走馬の馬番にマークすることで、その出走馬の単勝式と複勝式の馬券を同時購入できるというものである。但し、購入は1口につき200円(単勝・複勝それぞれ100円ずつ)単位となる。

元々このような馬券は海外においては「Eachway(イーチウェイ)」の名称で古くから発売されており、「応援馬券」はその仕組みを日本に導入したものである。
投票券は1頭の出走馬につき1枚ずつの馬券が発行されるので、その際投票券の馬名の上に「がんばれ!!」という文字が印刷される。例えばディープインパクトのそれを購入した場合は「がんばれ!!ディープインパクト」という形になる。
9月に札幌競馬場とウィンズ札幌、米子で先行試験発売を行い、10月から全国展開による本発売が開始となった。

連勝単式
連勝単式(れんしょうたんしき)とは、上位着順を占める複数の競走対象の組み合わせを、それらの着順通りに予想する投票法である。連勝単式には対象となる競走対象の数により以下の2つに分類される。


二連勝単式
二連勝単式(にれんしょうたんしき)とは、1着・2着になる競走対象の組み合わせ2つを、それらの着順通りに予想する投票法である。例えば1着が13番、2着が9番の場合、13-9が的中となるが、9-13は不的中となる。


三連勝単式
三連勝単式(さんれんしょうたんしき)とは、1着・2着・3着になる競走対象の組み合わせ3つを、それらの着順通りに予想する投票法である。例えば1着が18番、2着が9番、3着が10番の場合、18-9-10が的中となる。


連勝複式
連勝複式(れんしょうふくしき)とは、上位着順を占める複数の競走対象の組み合わせを、それらの着順に依らず順不同で予想する投票法である。対象となる競走対象の数や選ぶ組み合わせの数により、以下の3つに分類される。


普通二連勝複式
普通二連勝複式(ふつうにれんしょうふくしき)とは、1着・2着になる競走対象の組み合わせ2つを、それらの着順に依らず順不同で予想する投票法である。例えば1着が18番、2着が5番の場合、5-18が的中となる。

拡大二連勝複式
拡大二連勝複式(かくだいにれんしょうふくしき)とは、3着以内に入る競走対象の組み合わせのうち2つを、それらの着順に依らず順不同で予想する投票法である。つまり予想した組み合わせが1着・2着、1着・3着、2着・3着のいずれかであれば的中となる。例えば1着が7番、2着が18番、3着が10番の場合には7-18、7-10、10-18の3つの馬券が的中となる。ワイドとも呼ばれている(競艇を除く)。

同着があった場合の取り扱いは、以下のとおりとなる。
1着同着・2着同着の場合、的中は3通りとなる。
3着同着の場合は、的中は5通りとなる。ただしこの場合、3着同士の組み合わせは不的中となる。
なお、複勝式と同様に特払については的中対象全てに投票がなかった場合のみ行われる。いずれかの的中対象に1票でも投票があった場合、残りは「無投票」として扱われ、特払は行われない。

三連勝複式
三連勝複式(さんれんしょうふくしき)とは、1着・2着・3着になる競走対象の組み合わせ3つを、それらの着順に依らず順不同で予想する投票法である。例えば1着が13番、2着が1番、3着が8番の場合、1-8-13が的中となる。


重勝式
重勝式(じゅうしょうしき)とは、複数レースにおける単勝式・複勝式・連勝単式・連勝複式のいずれか1つの投票法をまとめて予想する投票法である。

競馬の場合、最低2つのレースから最高5つのレースまでの単勝式の投票をまとめた方式と、2つのレースの連勝単式および連勝複式をまとめた方式が認められているが、現在日本国内では重勝式投票券の発売は行われていない。

日本でも1951年から1962年までの間、競馬において、3つのレースの勝ち馬を全て的中させる「三重勝単式馬券」を、午前中のレース(通常第1~3レースもしくは第2~4レース、場合によっては、途中に取りやめた競走があり、飛ばして3つの競走で行うこともあった)を対象に発売していた。ただし発売は、現在のような方式ではなく、最初のレースに的中した馬券を持っている者が窓口で次のレースの投票券と交換してて投票し、3レース目まで的中して初めて払い戻しを受ける方式であった。(現在の競馬法では、全ての投票を最初のレースの締め切り前までに行わなくてはならない。)

1951年4月に発売開始され、初年度は、小樽、船橋、岡崎、名古屋、春木、大阪、宮崎の7箇所で発売されたことが記録されている。1954年10月30日には中山競馬場で507,940円(※507,080円との説もある。)という当時としては驚異的な配当の記録が出ている(的中1票)。この配当金額は馬番号連勝単式が導入されるまで、中央競馬では不滅の大金字塔であった。 しかし、重勝式は面倒なわりには配当が低かった(最低120円※最高507,080円)ため人気がなく、1957年には発売は船橋1場のみとなり、その船橋も1958年一杯で廃止したため、1959年には発売場がなくなり、1961年7月25日の公営競技調査会の答申を受け、同年をもって重勝式投票法自体が廃止された。

なお、廃止の理由は当時公営競技に向けられていた射幸心をあおるとの理由ではなく、不正行為の温床となることを問題視(アメリカのブリーダーズカップでピック6(6重勝単式)の不正が発覚する42年も前のことである)しており、紛争防止の見地からの廃止論議であった。

なお、競馬法改正が行われた前年の2003年のニューヨークにおけるピック6(6重勝単式)の配当であるが、平均338万円、最高は9200万強であった。香港では、ピック6の配当の最高は1億をはるかに越えているとのことであるが、詳細な記録は不明である。

現在では主に競馬マスコミなどでの懸賞クイズやイベントなどとして、この形の予想が行われている。


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最高配当額

各競技別の最高配当額は以下の通りである。

対象 年月日 場所 競走番号 投票法 金額
中央競馬 2005年10月22日 東京競馬場 第12競走 三連単 1846万9120円
地方競馬 2005年5月13日 大井競馬場 第6競走 三連単 1300万390円
競輪 2006年9月21日 奈良競輪場 第10競走 三連単 476万0700円
競艇 2003年12月10日 若松競艇場 第5競走 三連単 53万7990円
オートレース 2006年5月22日 伊勢崎オートレース場 第12競走 三連単 1572万1720円


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投票券の販売方法

創始期~
公営競技の投票券は、普通に紙に印刷された券から始まった。これは、例えば「単勝1番」であれば、それが印刷された券を求めなければならない。窓口にはそれぞれどの「組」を発売しているかが表示され、複数の組を購入したい者は、発売時間中に窓口を多数移動しなければ購入することが出来なかった。1枚100円だが、1枚1000円(10枚・法的には100枚分)を発売する窓口もあり、これを「特券」(とっけん)と呼んだ。今でも1000円単位で購入する投票券のことを「特券」と呼ぶファンがいるが、基本的にはこれの名残である。競技場によっては、発売状況に応じて窓口の数を変更するなど柔軟な対応を行う場もあったと言われている。必然的に的中確率が高いと思われた組の窓口には人が群がる(並ぶ)ため、現在コンピューターシステムによって投票券が発券される時代においても、一番売れている(つまりオッズが低い)出目が「一番人気」と呼ばれるのも、このような事象に由来していると思われる。

電算化とシングルユニット券
その後、コンピューターシステム(トータリゼータ)の導入に伴い、金額は一律だが、目を口頭で自由に申し込むことが出来るようになる「シングルユニット券」が登場する。1枚の券に組合せ(目)一つと金額が記載された物が印刷され、係員から現金を払って受け取る、現在に近い形の仕組みができあがっていった。なお、金額は一律のため、たとえば900円求めようとすると、100円券を9枚渡されることとなる。

マルチユニット券の登場
そして時代は進み、ついに「1枚の券の中に、複数の組合せと任意の金額を記録して」投票券を購入できるようになる。これが「マルチユニット券」である。現在、日本の公営競技においては、全ての開催場・場外売り場において、マルチユニット券による発売が行われている。当然のことながら、購入の利便性は格段に高まり、窓口の混雑緩和にも役立った。

マークカード方式
JRAが馬番号連勝複式を導入するのと同時期に、投票内容を規定された紙の上に印をつけて投票申しこみを行う「マークカード方式」を始めた。これは口頭による誤発券が少ないことや、発券までのさらなる時間短縮などのメリットが大きいことから、各種公営競技にも伝播していくこととなった。また、マークカード方式は、機械で印を読み込むことから、自動発売機の普及(これは主催者のコスト削減にも一役買う)にも繋がることとなる。

更なる進化
2006年7月6日より、桐生競艇場において、公営競技史上初めて、携帯電話を使った場内移動型投票システム(同月10日に「ムーヴ@ウィン」なる愛称が制定、同年9月9日より本格導入)が導入された。これは同競艇場開催日当日に、訪れたファンが場内で登録することで、当日の全競走を手元の携帯電話から投票できるシステムである。本場締め切りと同時刻まで投票できるほか、従前のマークカード方式(及びそれ以前の方式)と異なり順番待ちを強いられることも無く、投票券購入に当たって、さらなる利便性の向上が期待される。
現在、日本の公営競技においては、ほぼ全場でマークカード方式を導入しており、口頭で購入することが出来る窓口はごく一部に限られるか、一部施設においては全く存在しないということもある。

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安岐真人

安岐 真人(あき まさと、1945年1月11日 - )は、香川県高松市出身の元競艇選手。登録番号は1864。なお、兄の安岐義晴と娘の安岐奈緒子も競艇選手である。

パンチパーマのヘアスタイルに、人を射抜くような大きな瞳。そして口ひげの風貌から畏怖をこめて通称を「瀬戸の大魔神」(「魔神」とは名前の「真人」の音読みに引っかけたものであるという)・「不動の水上要塞」と呼ばれていた。


経歴・人物
香川県を代表する競艇選手であり、その存在は徳島県のエース格の中道善博とよく比較されていた。引退間際まで若手の壁に君臨し続けた中道に比べると内弁慶的なムラっ気があり、初めてSGを制したのは1988年の住之江競艇場で行われた笹川賞競走。この年は賞金王決定戦もを制し安岐時代が来ると思われていたが、翌年1989年11月の児島競艇場の転覆事故で、生死の境をさ迷うほどの大怪我を負い、また低迷と好調のムラっ気が続く事になる。中道との対戦は、安岐の一方的な負け越しでファンからは「中道の頭で、安岐はヒモ」とまで呼ばれる位に、中道には相当苦手印象があったようだ。

1996年の日本ダービー著名人予想対決と呼ばれるスポーツ紙の企画(競艇界からは、この他植木通彦と今村豊も参加)に中道と共に出演した安岐は、中道同様に本命・フサイチコンコルドを推す。しかし、安岐はまったく競馬の知識は無いようで、フサイチコンコルドを選んだ理由に「一は優勝だから縁起がいい」と言う理由からで、中道の「前走の阪神の短い直線で見せた切れ味のすごさは、府中でさらに効果がある」とまったく正反対であった。

2005年引退。引退後は「しばらくは競艇界の垢を落としたい」と言って、中道のように目立った評論家活動はしていない。現在、デイリースポーツに「魔人参上!!」というコラムを不定期に掲載している。

現在はその功績を称え、安岐真人杯争奪瀬戸の大魔神大賞を開催。


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