2008年12月30日火曜日

投票法の種類

各投票券の投票法(投票法)の種類には、大別して以下の5種類がある。

単勝式
複勝式
連勝単式
連勝複式
重勝式(各根拠法では定義されているが、現在日本では発売されていない)
枠を対象とした投票法は、上記の内では連勝単式および連勝複式のみである。

重勝式以外の投票法でも、競技や競技場によっては発売レース数に制限がある場合や一部の投票法が発売されていない場合もあるので、それぞれの競技や競技場のページを参照にすること。


単勝式
単勝式(たんしょうしき)とは、1着になる競走対象を予想する投票法である。

複勝式
複勝式(ふくしょうしき)とは、全競走対象数が5つ以上7つ以下の場合は2着以内に入る競走対象1つを、全競走対象数が8つ以上の場合は3着以内に入る競走対象1つを予想する投票法である。つまり全競走対象数が7つ以下の場合は予想した競走対象が1着・2着のいずれかであれば、全競走対象数が8つ以上の場合は予想した競走対象が1着・2着・3着のいずれかであれば的中となる。

なお出走表確定の段階で競走対象数が8つ以上であった競走の投票券発売が開始された後において、出走取消・競走除外・欠車・欠場となる競走対象が生じ、最終的に当該競走に出場した競走対象数が7つ以下となった場合であっても、複勝式の的中条件に変更は生じず、3着以内のうち1競走対象を当てれば的中となる。また同様の過程で、競走対象数が5つ以上7つ以下となる予定だった競走の最終的な出場対象が4つ以下となった場合も、2着以内のうち1競走対象を当てれば的中となる。
なお、「特払」については3つ(2つ)の的中対象全てに投票がなかった場合のみ行われる。いずれかの的中対象に1票でも投票があった場合、残りは「無投票」として扱われ、特払は行われない。

「応援馬券」
JRAでは2006年10月7日から単勝式と複勝式をセットで発売する「応援馬券」というシステムを取り入れた。これは、マークカードに新設された「単+複」の欄と出走馬の馬番にマークすることで、その出走馬の単勝式と複勝式の馬券を同時購入できるというものである。但し、購入は1口につき200円(単勝・複勝それぞれ100円ずつ)単位となる。

元々このような馬券は海外においては「Eachway(イーチウェイ)」の名称で古くから発売されており、「応援馬券」はその仕組みを日本に導入したものである。
投票券は1頭の出走馬につき1枚ずつの馬券が発行されるので、その際投票券の馬名の上に「がんばれ!!」という文字が印刷される。例えばディープインパクトのそれを購入した場合は「がんばれ!!ディープインパクト」という形になる。
9月に札幌競馬場とウィンズ札幌、米子で先行試験発売を行い、10月から全国展開による本発売が開始となった。

連勝単式
連勝単式(れんしょうたんしき)とは、上位着順を占める複数の競走対象の組み合わせを、それらの着順通りに予想する投票法である。連勝単式には対象となる競走対象の数により以下の2つに分類される。


二連勝単式
二連勝単式(にれんしょうたんしき)とは、1着・2着になる競走対象の組み合わせ2つを、それらの着順通りに予想する投票法である。例えば1着が13番、2着が9番の場合、13-9が的中となるが、9-13は不的中となる。


三連勝単式
三連勝単式(さんれんしょうたんしき)とは、1着・2着・3着になる競走対象の組み合わせ3つを、それらの着順通りに予想する投票法である。例えば1着が18番、2着が9番、3着が10番の場合、18-9-10が的中となる。


連勝複式
連勝複式(れんしょうふくしき)とは、上位着順を占める複数の競走対象の組み合わせを、それらの着順に依らず順不同で予想する投票法である。対象となる競走対象の数や選ぶ組み合わせの数により、以下の3つに分類される。


普通二連勝複式
普通二連勝複式(ふつうにれんしょうふくしき)とは、1着・2着になる競走対象の組み合わせ2つを、それらの着順に依らず順不同で予想する投票法である。例えば1着が18番、2着が5番の場合、5-18が的中となる。

拡大二連勝複式
拡大二連勝複式(かくだいにれんしょうふくしき)とは、3着以内に入る競走対象の組み合わせのうち2つを、それらの着順に依らず順不同で予想する投票法である。つまり予想した組み合わせが1着・2着、1着・3着、2着・3着のいずれかであれば的中となる。例えば1着が7番、2着が18番、3着が10番の場合には7-18、7-10、10-18の3つの馬券が的中となる。ワイドとも呼ばれている(競艇を除く)。

同着があった場合の取り扱いは、以下のとおりとなる。
1着同着・2着同着の場合、的中は3通りとなる。
3着同着の場合は、的中は5通りとなる。ただしこの場合、3着同士の組み合わせは不的中となる。
なお、複勝式と同様に特払については的中対象全てに投票がなかった場合のみ行われる。いずれかの的中対象に1票でも投票があった場合、残りは「無投票」として扱われ、特払は行われない。

三連勝複式
三連勝複式(さんれんしょうふくしき)とは、1着・2着・3着になる競走対象の組み合わせ3つを、それらの着順に依らず順不同で予想する投票法である。例えば1着が13番、2着が1番、3着が8番の場合、1-8-13が的中となる。


重勝式
重勝式(じゅうしょうしき)とは、複数レースにおける単勝式・複勝式・連勝単式・連勝複式のいずれか1つの投票法をまとめて予想する投票法である。

競馬の場合、最低2つのレースから最高5つのレースまでの単勝式の投票をまとめた方式と、2つのレースの連勝単式および連勝複式をまとめた方式が認められているが、現在日本国内では重勝式投票券の発売は行われていない。

日本でも1951年から1962年までの間、競馬において、3つのレースの勝ち馬を全て的中させる「三重勝単式馬券」を、午前中のレース(通常第1~3レースもしくは第2~4レース、場合によっては、途中に取りやめた競走があり、飛ばして3つの競走で行うこともあった)を対象に発売していた。ただし発売は、現在のような方式ではなく、最初のレースに的中した馬券を持っている者が窓口で次のレースの投票券と交換してて投票し、3レース目まで的中して初めて払い戻しを受ける方式であった。(現在の競馬法では、全ての投票を最初のレースの締め切り前までに行わなくてはならない。)

1951年4月に発売開始され、初年度は、小樽、船橋、岡崎、名古屋、春木、大阪、宮崎の7箇所で発売されたことが記録されている。1954年10月30日には中山競馬場で507,940円(※507,080円との説もある。)という当時としては驚異的な配当の記録が出ている(的中1票)。この配当金額は馬番号連勝単式が導入されるまで、中央競馬では不滅の大金字塔であった。 しかし、重勝式は面倒なわりには配当が低かった(最低120円※最高507,080円)ため人気がなく、1957年には発売は船橋1場のみとなり、その船橋も1958年一杯で廃止したため、1959年には発売場がなくなり、1961年7月25日の公営競技調査会の答申を受け、同年をもって重勝式投票法自体が廃止された。

なお、廃止の理由は当時公営競技に向けられていた射幸心をあおるとの理由ではなく、不正行為の温床となることを問題視(アメリカのブリーダーズカップでピック6(6重勝単式)の不正が発覚する42年も前のことである)しており、紛争防止の見地からの廃止論議であった。

なお、競馬法改正が行われた前年の2003年のニューヨークにおけるピック6(6重勝単式)の配当であるが、平均338万円、最高は9200万強であった。香港では、ピック6の配当の最高は1億をはるかに越えているとのことであるが、詳細な記録は不明である。

現在では主に競馬マスコミなどでの懸賞クイズやイベントなどとして、この形の予想が行われている。


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