2008年12月21日日曜日

住之江競艇場

住之江競艇場(すみのえきょうていじょう)は、大阪府大阪市住之江区泉一丁目にある競艇場である。対岸は新なにわ筋で、これを挟んで向かい側 (東側) に大阪護国神社および住之江公園がある。

住之江競艇場
ナイター前の住之江競艇場の競走水面(左はメインスタンド観覧席、右は世界第3位の大きさで日本最大級の大型映像装置「ボートくん」、奥は発走ピット

住之江競艇場
住之江競艇場メインスタンド観覧席

概要
狭山競走場が前身であるが、経営難や水面として利用していた狭山池の干ばつが要因となり1956年(昭和31年)4月10日をもって狭山競走場が閉鎖されると、後を引き継いで開設され、1956年(昭和31年)6月19日に初開催された。

全国の競艇場で唯一、年間1000億円を超える売上を記録し[1][2]、常に多くの競艇ファンで賑わっていることから「競艇のメッカ」の異名を持つ。

2000年(平成12年)10月13日より日本の公営競技史上初の三連勝式投票券が発売された。


住之江競艇場の所在地である大阪市は現在主催しておらず、大阪府都市競艇組合(堺市・岸和田市・豊中市・東大阪市・池田市・吹田市・泉大津市・高槻市・貝塚市・守口市・枚方市・茨木市・八尾市・泉佐野市・富田林市・寝屋川市の16市で構成する一部事務組合)と箕面市とが主催施行者として別々に開催している。各種施設を保有・運営するのは住之江興業株式会社(南海電鉄グループ・当競艇場で行われるレースにラピートカップ、サザンカップがあるが、共に南海本線を運行する特急列車の愛称)。

例年、2月頃に周年記念 (GI) として「太閤賞」が行われ、さらに例年10月頃に「高松宮記念特別競走」が行われている。

1969年以降は毎年SG競走を開催(1988年4月にグレード制が導入される前のSGに相当する競走を含む)しているほか、「賞金王決定戦競走」の開催回数も全国最多[5]である。

SG競走の開催回数は2007年に60回を記録し、2位の平和島競艇場(30回)を抑えて最多記録である。

SG競走のうち、「笹川賞競走」「グランドチャンピオン決定戦競走」「オーシャンカップ競走」「賞金王決定戦競走」の第1回はいずれも住之江で開催された。また「賞金王シリーズ戦」を含む全てのSG競走が最低1回以上開催された。これは全国で住之江だけである。

GI「競艇名人戦競走」の第1回は住之江で開催された。[6]

なお、全国発売される競走(全SG競走、GI「新鋭王座決定戦競走」、「JAL女子王座決定戦競走」、「競艇名人戦競走」)のうち、「JAL女子王座決定戦競走」は一度も開催していない。

企業杯(GIII)として、「アサヒビールカップ」が行なわれている。

新鋭リーグ戦の名称は「飛龍賞競走」と「ダイナミック敢闘旗」が隔年で行なわれている。

女子リーグ戦の名称は「モーターボートレディスカップ」。また、オール女子戦(格付けは一般戦)として、「ダイスポアクアクイーンカップ」が毎年行われている。

正月は「全大阪王将戦」、ゴールデンウィークには「ラピートカップ」、お盆には「摂河泉競走」が行なわれている。この3競走は住之江をホームとする大阪支部所属選手が一堂に会し、見応えのある競走である。「オール大阪」と呼ばれる事もある。また一般競走においても、季節にふさわしいサブタイトルを付けて開催している。

警備会社ヤマトによる「アクアコンシェルジュ」と呼ばれる警備及び接客スタッフがいる。

マスコットはイルカの「ジャンピー」。枠色と同色の6頭で構成(それにちなんで「ダイスポジャンピーカップ」が行なわれている)。

尼崎競艇場とは原則として開催日程が重複しない(年末年始を除く)。場所が隣接しているため客の奪い合いになるうえ、ボートピア神戸新開地及びボートピア梅田で住之江と尼崎を併売(多場でGIやSGが開催されると三場の併売になり、ファンが混乱するため)していることなどが挙げられる。

2007年12月、南海電鉄の車両1編成にラッピング広告を施している。

この競艇場のみ、エンジンの取付けにおいてバック、トランサムのライナー調整[7]が可能となっている。ライナーの調整有無および調整厚さは、チルト角・部品交換状況などと同じく、事前に発表される。チルト角調整範囲は-0.5から1.5度。


住之江競艇場

大阪府大阪市住之江区泉1丁目1 付近の地図

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Category:競艇

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