2008年12月21日日曜日

江戸川競艇場

江戸川競艇場(えどがわきょうていじょう)は、東京都江戸川区東小松川三丁目にある競艇場。 1955年(昭和30年)8月12日に初開催が行なわれる。江戸川区にある競艇場ということから江戸川の名を冠しており、実際に競艇を行なっているのは中川である。

主催者は、東京都六市競艇事業組合と東京都三市収益事業組合で、いずれも一部事務組合(江戸川区など都心23区は両団体とも加盟していない)である。施設のオーナーは関東興業で、東京都三競艇場施設所有企業中唯一、鉄道または鉄道系列会社資本ではない(平和島競艇場は京急、多摩川競艇場は西武資本である)。

開催時期によって、番組が第11レースまでと第12レースまでの開催がある。 締め切り時間などが変わるので注意が必要。 (その場合夏はハッピーサマーレース、冬はハッピーウインターレースと名称が付く)

例年、6月頃に周年記念(GI)として江戸川大賞が行なわれている。 →2007年第52回大会準優勝戦で4艇F。

正月には京葉賞、ゴールデンウィークにはゴールデンカップ、お盆には大江戸賞が行なわれている。

平成20年2月より平成21年5月にかけて中川の護岸耐震補強工事が計画されており、同期間本場開催を中止し場外発売のみを行う事が計画されていると発表された。

水面の特徴
現在では全国で唯一、河川の水面を利用した競艇場である(過去には移転前の三国・芦屋が河川水面であった)。河口に近い位置に所在している事から水質は海水である。年中風の影響を受けやすく、そのために競走(レース)中止がよく発生する(無料バスの発着する船堀駅・平井駅・西葛西駅には競走中止の告知のための専用看板が用意されていることからも判る)。また、川の流れの他、河口に近いことから上げ潮や下げ潮による水位の影響を受けやすく、全競艇場の中でも屈指の難水面として知られている。このため、選手の中には江戸川競艇場への斡旋を受け付けない者が多くいたが、2001年1月より原則として江戸川競艇場への斡旋拒否は選手会と施行者との話し合いでできなくなったため、現在では全選手が江戸川競艇場へ出走することになった(それでも斡旋後の欠場など走らない選手もいる)。

そういった特異的な水面であるため、艇界トップクラスの選手でも旋回に苦戦することが多々有る。逆に江戸川を得意とする「江戸川巧者」と呼ばれる選手も存在しており、実力が逆転することが多く、この水面に対する巧拙は予想ファクターとして他場以上に重要な意味を持つ。

進入はアウト屋等が大外に出る以外は、ほぼ全レースが3対3の枠なり(進入固定競走と違い全艇オールダッシュとはならない)となる。これは潮の満ち引きに、スローに入る艇は定められた時間までにホームストレッチに艇を入れる必要があること、内規により3コースまでに入る艇はスローに入れるという決まり(4コース以降はスロー、ダッシュは問わない)。前づけの反則を厳しく取ること、およびピットの位置等の問題もあるが、基本的にはこの水面の特殊性ゆえに選手間に存在する暗黙の合意(江戸川競艇場だから枠なり)に基づいている部分が大きいようである。


施設の特徴
スタンド対岸に大型映像装置がない(徳山競艇場と2場のみ)。これは、真上に高速道路(首都高速中央環状線)があり、大型映像装置が設置できないため。代わりにスタンドの両サイドに小さな映像装置があるため、この競艇場のみスタートの際などにレースコースに対し横に向きながら観戦する。首都高速からはレース場付近から防音壁が高くなるために内部は全く見ることができない。

堤防がスタンドとなっており、舟券購入後水面に出るには一度堤防を上らなければならない。スタンドの一番前は金網になっており、満潮時などはレースコースの川の水がスタンドに入ってくるので最前列は使えなくなる(夏などに裸足で入る人もいるが)。

また、建物とスタンドの間は都道(東京都道450号新荒川葛西堤防線)となっており、レース開催日は締め切られ、レースの開催されていないときは道路として利用される。


場外発売場
2006年9月よりボートピア習志野を千葉県習志野市に設置している。


アクセス

無料バス
JR総武線平井駅前より約15分
都営新宿線船堀駅前より約5分
東京地下鉄東西線西葛西駅前より約10分
帰路のみ

JR総武本線錦糸町駅前、亀戸駅前、新小岩駅前までの運行もあり。


首都高速道路中央環状線船堀橋出入口より5分
首都高速道路7号小松川線小松川出入口より5分


江戸川競艇オフィシャルサイト


競艇場

“競艇” video results

Category:競艇

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